分子に連続的に2.5~40μmの赤外線を照射して得られる吸収スペクトルから官能基の種類や結合状態を知り、分子の構造を解析する分析法。少量の試料で迅速間便にできる分析法で、塗料の種類の判断や樹脂組成の分析をはじめ、添加剤・顔料・溶剤分析等塗料の分析法として最も広く利用されている。
赤外線吸収スペクトル分析。分子に連続的に2.5~40μmの赤外線を照射して得られる吸収スペクトルから官能基の種類や結合状態を知り、分子の構造を解析する分析方法。塗料の種類の分析や樹脂組成の分析、塗膜の分析等最も広く利用されている。
畜圧器。タンクのみ、ゴム袋入りタンク、ピストン式などがあり、ポンプで圧送する液体に脈動があるとき、この脈動をなくす、または少なくする機器。
同義語: サージタンク
事業所の境界線において特定物質の濃度を規制し、問題発生時にそれらを実測して適否を決める法律。
塗装機に塗料を供給するときの圧力をいう。
塗料を圧送する機器は、圧送タンク、ダイヤフラムポンプ、プランジャーポンプなど。
ファウリングのない状態で、長時間の圧力負荷によって膜が緻密になること。
液体や気体の流路において流路上流と下流の任意の2点間に生じる圧力差のこと。水平に置かれた真直な円管内の液体流れが層流のとき、管路内の圧力損失は長さ、流量、粘度に比例し、円管の内径の4乗に反比例する。
プランジャ型ポンプにおいて、加圧用の駆動部と被加圧の液体(塗料など)ポンプの有効断面積の比をいう。
同義語: 圧力倍率
ゴムなど非導電性手袋で、手のひら部分に穴が開いたもので、特に手吹き静電ガンを使用する場合に着用する。静電塗装を行う場合、静電ガンの握り部分は接地されており、人体への帯電を防ぐため素手で使用しなければならないが、通常の手袋では人体が帯電してしまう。この場合は、穴あき手袋を着用し人体の一部を静電ガンの握り部分に接触させて使用しなければならない。
水系塗料の中に被塗物を浸漬し、被塗物を陽極として直流電気を通じ、マイナス荷電された塗料粒子を電気泳動によって被塗物表面に移動させ、塗膜を析出させる塗装方式。塗料粒子が陰イオン(アニオン)となっているためこの名称となっている。
電着塗装における陽極。カチオン電着では浴槽内に設置される電極がアノードとなり、アニオン電着では被塗物がアノードとなる。
油水分離装置、脱脂処理装置内に持ち込まれる油分を除去する。または、素材の油脂分を、蒸気等で除去する装置。
濃厚な苛性ソーダ溶液中に素材を浸漬し、加熱することにより、四三酸化鉄皮膜を形成する方法。
金属製品を、アルカリ脱脂剤を加えた水溶液中に浸すか、又は同水溶液を吹き付けて清浄にすること。
避雷器ともいい、落雷によって発生する雷サージ(過電圧のこと)を、電気設備や電気機器の絶縁レベル以下に制御して、施設や機器の絶縁破壊を防止する機器をいう。
塗装時または乾燥時に塗膜中に発生する気泡。塗装時の局部的な厚膜や塗料組成、乾燥の不適切によって生じる。
手吹きエアレスガンのスプレーチップ(ガン先端)直近は非常に高い圧力で塗料が噴出するため、誤って人体一部が接近し塗料が噴出しても怪我や傷を負わないようにする保護部品。
同義語: チップガード
圧力容器や配管内の圧力が設定圧力以上に上昇するのを防ぐために、あらかじめ定められた圧力になるとスプリングの作用などにより自動的に弁が開いて内部流体を強制的に排出し、圧力が所定の値に下がれば閉じるバルブ。圧力容器などで圧力が異常上昇したときの、容器や付属機器の破損防止のために使用する安全装置。
正常な運転中において電気火花又は高温を生じてはならない部分に、これらが発生するのを防止するように、構造上及び温度上昇について、特に安全度を増加した構造。
粉体塗料や化成スラッジなどが、ホッパー面に付着しないで落下するようになるホッパー面が水平面となす臨界角度。
トロリーコンベヤにおいて、コンベヤチェーンの切断時にチェーンが後進するのを防止する安全装置。
トロリーコンベヤにおいて、コンベヤチェーンの切断時にチェーンが前進するのを防止する安全装置。
コンプレッサーの負荷軽減装置で、所定の圧力になるとコンプレッサーの吸込口を開放、または閉鎖して圧縮の仕事をさせないようにするもの。
アースとは、機器の筐体・電線路の中性点・電子機器の基準電位配線などを電気伝導体で基準電位点に接続すること、またその基準電位点そのものを指す。
本来は基準として大地を使用した為、この名称となっているが、基準として大地を使わない場合にも拡張して使用されている。
液体・気体・粉体危険物の静電気火花による引火の防止の為に行われる場合や、静電気に弱い電子機器や電子部品を、取り扱う時に、人体や取り扱い用の器具の静電気を逃がす為にアースする。
同義語: グランド、グラウンド
安全を確保するためや、静電塗装を効果的に行うために行われるアースされているかを、確認することを言う。
熱効率の極めて高い触媒を用いた触媒燃焼方式の畜熱脱臭装置(排ガス処理装置)。
同義語: 畜熱式触媒燃焼脱臭装置
熱効率の極めて高い触媒を用いない触媒燃焼方式の畜熱脱臭装置(排ガス処理装置)。
同義語: 畜熱式触媒燃焼脱臭装置
イオンとはギリシャ語で放浪者、物質をどんどん細かくしていけば電子と原子核とに分解できる。原子核の陽子の数だけ電子が寄り添うと中性となる。陽子の数よりも電子が足りなかったり多かったりすると、たちまち電気的な中性条件は壊れてしまう。この状態がイオン状態であり、その状態になった原子がイオンである。
電着塗料をイオン交換樹脂を詰めたイオン交換塔に流し、電着塗料中の過剰となった中和剤をイオン交換樹脂に吸着させ浴外に除去する方法。アニオン電着塗料では、弱酸性イオン交換樹脂が用いられ、カチオン電着塗料には塩基性イオン交換樹脂が用いられる。中和剤の除去が多すぎると電着塗料の水性化が失われ、イオン交換塔内で凝集する危険性がある。
電荷粒子(イオン化した空気粒子)を捕集するしくみ。コロナ帯電塗装機を用いる際に塗装肌を向上させる為に使用する。
コロナ放電でイオン化した空気が気流となってアースされた被塗物に向かって流れる風。水が川上から川下に向かって流れるのと同じで、イオン化した空気も電位差の低いアース物体へ流れる。帯電したものにイオン風を当てて電気的に中和させる場合にも使われる。
スプレイガンで塗装中にパターン幅がポンプの動作や圧力の変化で変動する現象。
同義語: 脈動
エアレス霧化塗装などの単一材料で塗装を行うことを言う。エアー霧化塗装の場合は、圧縮空気と塗料などの材料を使うため、二流体塗布となる。
あらかじめ定められた動作位置に保持されている間に限り、ロボットの動作を可能にするための安全装置。
塗装を施した品物は、主に紫外線の影響により色が変化する。したがって、旧塗膜の色に新たに塗装する色を合わせることを言う。
異なる複数の塗料が供給された塗料用バルブを一つの経路へ集合するように配管構成され、バルブを切替えて異なる塗料を塗装する装置。バルブには塗料用バルブ以外に集合後の経路を洗浄する溶剤用のバルブなども含まれている。バルブの切替えはエア駆動とコックの操作による方法がある。
塗膜に色が部分的に不均一なこと。塗料が乾燥する過程で、顔料同士の分布が不均一になり、塗膜の色がまだらに見える状態。
類似語: 色相むら、浮きまだら、浮き、色むら
塗料やシンナーなどの可燃性液体が、他の火種や熱により燃焼する最低温度。
エジェクタともいい、気体を駆動源とする機械的駆動部の無い真空ポンプのこと。構造が簡単で、故障もほとんどない。吸引物としては、気体・液体・粉体がある。
人や機械など複数の動作において、動作の手順が適正に進むように制限する電気的、機械的な制御機構。特に危険事情の発生を防止するために使用され、ドアが閉まっているときに運転可能となるドアインタロックやコンベヤインターロックなどがある。静電塗装では、作業状態により静電気印加の可否を制御する静電インターロックがある。
トロリーコンベヤなどで製品を搬送するとき、製品吊り姿勢の角度(向き)を変える治具。
同義語: 反転子
塗装ブースを二重に設けたときの内側のブースをいう。
なお、塗料の飛散、ゴミ混入を防ぐために設けた外側のブースをアウターブースという。
「融着」参照。
塗料が下地を隠す程度を言う。下地を隠すのに要した膜厚を測定する方法と下地を隠すのに要した塗料の重量を測定する方法の2種類がある。
下塗、上塗など被塗物を二工程以上塗装するとき、各工程の間に強制乾燥を入れない塗装方法(前工程後の若干のセッティング時間は乾燥に含まない)。
対面式(片袖)ブースの場合、オーバースプレイした塗料ミストが対面するブース壁に付着堆積するのを防ぐため対面に水を流して出来る水のカーテン。
燃焼安全装置の火炎検出器の一つで火炎中の紫外線を検出する。一般的には、プロテクトリレーと組み合わせて使用する。
塗装面における最後に塗装する工程を言う。一般的に上塗り用の塗料は、美観の確保、耐候性が必要となる。
コンプレッサエアを使用し、塗料をON/OFFさせる塗料バルブや流量調整用の塗料レギュレータなどの制御を行うこと。溶剤を使用する塗装ブースでは安全面から電気機器以上にエア機器を使用するケースが一般的。
空間を遮断すると同時に、作業者の防塵服に付着しているゴミや埃などを吹き飛ばす為の装置。塗装室の清浄な空間を維持する為に、汚染側と清浄側との空間を遮断し、塗装不良の原因となる人や物に付着したゴミ、埃を取り除く目的に使われる。また、作業者が塗装室内に入る際に必ずエアーシャワーを通ることにより、塗装室内の清浄環境維持の意識を高める効果も期待できる。
小型空気清浄器(エアフィルター)と小型減圧弁(エアレギュレーター)を1体にセットして、両方の機能を兼ね備えた機器。
同義語: 空気清浄圧力調整器
圧縮エアを小さいノズルから放出して、被塗物を塗装する前の除塵、あるいは被塗物の冷却などをすること。
液体塗料を霧にするために、圧縮空気を利用し吹付け塗装をする方法。
液体塗料を霧にするために、塗料の液圧を利用し吹付け塗装をする方法。
エアシーケンス回路とも呼ばれ、機器の運転操作やリミットスイッチ信号など空気圧で全て制御すること。塗装ブース内(危険場所)での機器運転操作等に使用される。
送風機(ファン)・熱交換器(コイル)・加湿器・エアーフィルター等で構成される空調機。外気条件や使用用途に応じて空調機の構成部品を組替えて設備毎に都度設計される。塗装室内の温度・湿度・クリーン度を維持管理する目的に使われ、調和空気を必要なルームに給気し年間を通して最適な塗装環境を保つ事が出来る。
圧縮空気や難燃性ガスによって制御盤や操作盤の内部をごく低い正圧に保ち、外部からの引火性ガスの流入や塵埃の進入を防ぐこ と。
触媒脱臭装置において、
触媒の空間速度(SV) = 処理ガス量(m3/h) / 触媒量(リットル) (単位: m3/h)
顔料を樹脂ワニス等で練り合わせた塗料。平滑で高光沢の塗膜を与える上塗り塗料。
NADは非水分散形塗料の略。JIS K 5670アクリル樹脂系非水分散形塗料として制定され、平成16年度版公共建築工事標準仕様書においてもVE(塩化ビニル樹脂塗料)のかわりに記載された。
VOC濃度測定装置のひとつ。名称は、触媒酸化-非分散型赤外線分析計。揮発性有機物を触媒を使用した燃焼炉で燃焼させ, 発生したCO2濃度を赤外線式ガス分析計NDIR(Non Dispersive Infra Red)で測定して有機物の濃度をvolppmCとして連続的に測定する装置。
NV値
NV = (乾燥後の塗料分質量) / (乾燥前の塗料分質量) × 100
同義語: 加熱残分、ノンボラ値
VOC濃度測定装置のひとつ。名称は、水素炎イオン化検出器。有機物を水素炎中で燃焼させ、イオン化した数ppmの有機物をコレクタに捕集して電流値を求める測定方法。
一般に、水に不溶な樹脂や乾性油あるいはワニスを水中に分散させた乳濁液をビヒクルとする塗料。乳化重合によって製造したポリマーをビヒクルとするものを一般にエマルション塗料と呼び、酢酸ビニル系、アクリル系等があり、建築物内外装用によく使用されている。
類義語: 乳濁質塗料、合成ラテックス塗料
Material Safty Data Sheetの略。塗料などの化学製品に使われる化学物質の危険有害情報を取扱者に知らせるためのシート。要求があれば提出しなくてはならない。
風の流れ方向を変えることにより、液体や固体粒子がその慣性力で衝突するようにした障害物。給気装置や水洗式ブースの水ワッシャの水滴飛散防止に採用されている。
Life Cycle Assessmentの略。使用する製品の誕生から墓場までを、総合的に計算して、環境負荷を軽減しようとする考え方。
膜とその支持体、および流路材を一体化し、圧力容器に入れて一体化したもの。
ペンダントなどにより腕・手首を動かして教示すること。
三角錐に近い形をした羽根車を回し、空気の流れを回転軸に対して垂直な方向へ流し、羽根車による流す力と、空気が羽根車によって回転させられることで生じる遠心力とを利用した吸引装置。放射羽根型、前曲羽根型、後曲羽根型がある。放射羽根型は構造上強度もあり、粉じん、ガスによる磨耗、腐食に際して羽根の交換ができる利点がある。
液体塗料を回転力(遠心力)で機械的に細かい粒子にすること。ディスク型およびベル型と呼ばれる回転型塗装機がこの方法を利用した塗装機である。
食塩水の噴霧中内に試験片を暴露させ耐食性を評価する試験。金属材料又はメッキ、無機・有機皮膜を施した金属材料に対する試験法としてJIS Z2371が規定されている。
磁器、セラミックスなどを一定温度以上に加熱して、長い波長(5~100μm)の赤外線を発生させて、乾燥に利用する炉であり、赤熱せず熱効率の高い輻射熱が得られる特長がある。
同義語: IR炉
源水の濃度に対する透過水の濃度の割合。百分率(%)で表される場合が多い。
鉛筆を角度45°に保ち、先端を塗面に押し付けながら前方向に押し出す。鉛筆6B⇒9Hと柔らかいものから硬いものへと線を描き、塗膜にキズが付かず線が描かれたとき、その鉛筆の硬度をもって、塗膜の硬さとする塗膜強度の測定方法。
オーバースプレー塗料ミストを含んだ塗装排気を、オイルを膜状に流下させたバッフル板に衝突させることで、オイル中に塗料ミストを捕捉する方式の塗装ブース。
塗膜の色が黄味を帯びること。乾燥時: 本来の塗面発色でなく、淡黄色から褐色がかった変色を伴って仕上がる状態。塗装後経時: 日光光線、熱などにより淡黄色から褐色に変色すること。
類似語: 色焼け、焼け
コンプレッサーの単位で、1ストロークで排出される理論値のガス量。
つまり、コンプレッサーの容量は、[押しのけ量×単位時間当たりの押しのけ回数]で計算される。
ロボットから独立した機器で作業プログラムを作成し、その後にロボットにプログラム情報を入力するプログラム作成方法。
温室効果ガス(二酸化炭素、窒素酸化物、メタン、フロンなど)の排出量を、ガスの発生元となる燃料別に定めた係数。詳細は、環境省や各都道府県のホームページにて確認することが出来る。
炉内温度が設定値を超えた場合、自動的にバーナーの燃焼を停止させるもの。
同義語: 過加熱防止器、過昇温防止器
酸化させる力(酸化体の活量)と還元させる力(還元体の活量)との差を電位差で表したもので、ネルンストの式によって導き出す。ORP値がプラスは酸化力が強く、マイナスは還元力が強い。水での代表的な酸化体は酸素(O: +820mV)、還元体は水素(H: -420mV)であり、水の酸化還元電位は-420mVから+820mVとなる。
作業者によってスプレーON/OFF等を行なう手動スプレーガンに対し、外部装置からの制御でそれらが行なえるスプレーガン。
噴霧された塗料粒子が被塗物を外れて飛散したり、塗面から跳ね返ったり、また空気の流れに沿って流されたりして被塗物に塗着しないことをいう。
同義語: オーバーミスト