ベル型静電塗装機の塗料供給方法で、カートリッジと呼ばれる塗料容器(供給装置)を有したベル型静電塗装装置。カートリッジが外部のアース帯と接触していないため、メタリック塗料、水系塗料等の導電性の塗料を使用する場合、塗料を介して電気がリ-ク(漏れ)することが無く、絶縁台等の他の絶縁装置を必要する必要が無い。尚、カートリッジに充填できる塗料の量は限られているため、被塗物毎等、塗装量にに合わせて、定期的にカートリッジ交換が必要となる。
静電粉体塗装の場合、オーバースプレー粉を再使用するために、回収装置(サイクロンコレクター、バッグフィルターなど)を使用するが、その時のオーバースプレー粉全体とそのうち回収し再使用できる粉との比をいう。一般的には重量比で示す。
原液濃度(CB)に対する最終水洗濃度(CF)の比率: η=(CB - CF) / CB×100%
粉体塗料をの再使用を目的として塗料を捕集する装置。サイクロンやフィルタがある。
粉体塗料の場合、ワークに塗着しなかった塗料を回収して再利用出来る特徴を持っている。このワークに塗着しなかった粉体塗料を回収し、貯蔵しておくタンクを言う。
静電粉体塗装でオーバースプレー粉を回収装置(サイクロンコレクター、バックフィルターなど)で回収し、実際に再使用できる粉体塗料をいう。通常、精選装置(分級、またはふるい分け器)でゴミやブロッキングパウダーを分離除去して再使用する。
回転霧化型静電塗装機の一つであり、ディスクと呼ばれる円盤を回転させ、液体塗料を円周上に噴霧させ塗装を行う。また粉体塗装にも、この技術を応用した静電塗装機がある。
液体塗料を細かい粒子にする方法の一つで、円盤あるいはカップを高速回転させ塗料をフィルム状に薄く展延させた後、エッジ部で細かい粒子に(霧化)する方法をいう。
静電塗装機器において高電圧を発生させる放電極がガンの周囲に位置し、放電極が直接塗料に接触しない機構の静電印加方式で、霧化された塗料粒子をガン周囲の放電極で帯電させるしくみ。塗料に放電極が接しないので、水性塗料のような導電性の塗料を静電塗装することができる。
反対語: 内部帯電
塗料の不揮発分をるつぼの中で焼いて残るもので、塗料中の顔料割合を示す。攪拌不良、停止などの事故による顔料の沈澱、あるいは被塗物、ハンガーの変更による槽内塗料の持ち出し量の大幅な変動があった時は、槽内塗料の顔料濃度がずれ、塗膜の肌、光沢、色相、硬度その他の性能およびクローン効率に変動を来たす。
塗料は、大きく分けて固形分(塗装した後、塗膜となる成分)と溶剤分(塗装した後、蒸発してします成分)で構成されているが、塗料をポンプなどで圧送する場合、塗料容器に入っている塗料の固形分が沈殿する。この沈殿を防止するため塗料を攪拌(かき回す)する装置を言う。
メタリック塗装において、塗面のふち部分が額縁状に変色して見える現象。静電塗装によるエッジ部への電荷集中や、塗着後のフローによりエッジ部への溜りが起こる事により光輝材の配向が変わる。
隔膜(イオン交換膜)で囲われた室に配置した電着塗装用電極。
電着塗料内の余分な酸(またはアミン)を隔膜を通して電極内に導き、電着塗料中から除去する。
電着塗装により被塗物に電着した塗膜形成成分に見合う中和剤がかくまく室に除去する方法。特にカチオン電着塗装においては、補給を容易にする意味からかくまく法が多く用いられている。
主剤と硬化剤、主剤・硬化剤・効果促進剤と言った組合せで使用する多液塗料において、化学的反応により硬化し始める(塗料粘度が上昇し始める)までの時間を言う。通常塗料メーカーより可使時間の指定があり、多液を混合した後に可使時間以上貯蔵することは、塗装品質に悪い影響を与える。
同義語: ポットライフ
ガスの圧力を絶えず検知し、ガス圧力が設定値より高くなったり、低くなったりした時に検知してバーナーの燃焼を自動的に停止させたり、着火させないもの。
塗料中の溶剤やシンナー組成分析に汎用的に用いられる。試料は気化されてカラム内に送られ、カラム内を通過する間に成分が固定相との親和力の差によって分離される。多成分混合体の同定分析、微量分析に使用する。
電着塗装にて、ウェット塗膜中の電解気泡が、乾燥により穴のあいた状態のまま残る塗膜状態。
金属を塗装する前に金属表面を化学的に処理すること。鉄材の場合はリン酸系、アルミの場合はクロム酸系が主体。
化成処理にて発生する廃棄物。鉄材を化成処理する時に鉄材がエッチングされリン酸鉄のスラッジが出て液中に滞留するため、液から分離することが必要となる。
金属の表面を溶液で処理することにより、化学的に形成された酸化膜や無機塩の薄い膜。金属の防錆や塗装下地として用いられる。
電着塗装における陰極。カチオン電着ではが被塗物カソードとなり、アニオン電着では浴槽内に設置される電極がカソードとなる。
水系塗料の中に被塗物を浸漬し、被塗物を陰極として直流電気を通じ、プラス荷電された塗料粒子を電気泳動によって被塗物表面に移動させ、塗膜を析出させる塗装方式。塗料粒子が陽イオン(カチオン)となっているためこの名称となっている。
過電流は、大きく分けてショート(短絡)と電気の使いすぎ(過負荷)の2種類がある。ショート(短絡)とは、配線や電気機器の電源コード(電路)において、間違っ た配線接続・故障などが原因で、2線間が接触したり、2線間の絶縁抵抗が極端に低下した時に、配線や電気機器に危険な電流が流れることをいう。またショート(短絡) により流れる電気を短絡電流という。次に電気の使いすぎ(過負荷)とは、電気機器を一度に多く使い、配線に許容量以上の大きな電流が流れることをいう。
ロボットの可動部が到達できる領域。
粉体塗装の焼付時に塗料成分の一部がガス化して、失われる重量。
同義語: 焼成減量
塗料浴中の塗膜になるべき成分の濃度を表わす。塗料浴濃度は通常10〜20%の範囲で用いられており、±1%の管理幅で管理することが好ましい。電着塗膜の加熱残分は90%以上あるから、電着塗装が進むにつれて浴濃度が減少する。これを補給塗料によって修正するが、被塗物の形状および塗装条件によって濃度の減少速度が異なるから、浴の加熱残分を測定し、補強が正しく行われているかを確認すると共に、補給量決定の資料に用いる。
類義語: NV値、NV、ノンボラ値
塗面が乾燥途中または、乾燥直後に霧がかったように白くなる現象を言う。
被塗物の大きさに合わせてストロークを変更させることができるレシプロケータ。塗料使用量の削減、塗装時間の短縮、仕上がり性向上、塗り込み性向上を図る場合に効果が得られる。
スプレーガンなどの圧縮空気で塗料を霧化する塗装機において、使用する空気圧力はスプレーガン入口部(通常、空気ニップルと呼ばれる)の圧力で表示され、さらには空気が流れている状態を言う。
同義語: 手元圧力
生体内にとりこまれると、ホルモンに似た働きをする化学物質の総称。ダイオキシン・PCB・DDTなどが挙げられる。特に、生殖機能への影響が問題になっている。正式には「内分泌攪乱化学物質」という。
ガン先端から被塗物までの距離をいう。
水、油等の液体を使用しないでオーバースプレイした塗料ミストを捕集する塗装ブース。捕集材として不織繊維状の紙、金属、布が一般的に使用される。簡便性には優れているが、ミスト付着により能力が低下する欠点がある。
反意語: 湿式ブース
震度5以上の地震が発生したとき、バーナーの燃焼を自動的に停止させる検出器。
材料に含まれる水分率であり、塗装においては木材を静電塗装する際に重要な要因となる。
塗装機を上下、左右に移動させて塗装するときの塗装機(ガン)の速度をいう。
この速度は塗装条件によって変えられるが、一般には0.3〜1.0m/minである。
同義語: 線速、ガンの移動速度、運行速度
塗布した塗料が液状から固形化していく現象。乾燥状態には、指触乾燥、半硬化乾燥、硬化乾燥(完全乾燥)があり、その乾燥の速さ、状態を乾燥性という。所定の乾燥状態までに要する温度/時間で調べる。
塗膜の質量と、同体積の基準物質(通常は、4℃の純水)の質量との比。
材料中の水分や溶剤を気化させる為の炉で、比較的低温域で使用する。塗装ラインでの乾燥炉には、塗装の前処理(脱脂・化成)した後の水切乾燥炉と、塗装した後の塗膜を乾燥させる乾燥炉があり、塗料が焼付塗料の場合を焼付乾燥炉という。
コロナガンの放電電極で発生させている電圧のことをいう。調節器の電圧指示値とは異なる。
コロナガンの放電電極で発生させている電圧に対する電流値。調節器の電流指示値とほぼ同じ値である。
水や有機溶剤、油、樹脂等に不溶で、科学的、物理的に安定な微粒子状の固体。着色の為のものや、充填剤・さび止め・導電性など特殊機能目的のものがある。
希釈前の塗料原液に溶剤(シンナーなど)を混ぜ、原液粘度を下げた塗料を指す。塗装するために粘度を下げる場合が多く、このような塗料を一般的に希釈塗料と言う。
希釈塗料の粘性の程度を表す。一般的には、粘度カップ(円筒容器の底に孔をあけたもの)の孔から試料を流出させる所要時間を指す。
希釈塗料の質量と、同体積の基準物質(通常は、4℃の純水)の質量との比。
塗料用溶剤やシンナーの溶解性を表すために、希釈材の使用量で示す。また、塗料を薄める際の溶剤添加量を示す場合もある。
粉末流動用の基準風量は樹脂粉末の種類により異なるが、試験装置により適正流動時の空気流量と流動槽断面積により計算する風量。
塑性流動と若干ことなり、掻き混ぜると塗料の粘度が低くなる値(降伏値)以上で、ニュートン流動を示さず、粘度が剪断応力(掻き混ぜる力など)の増加と共に減少する傾向の液体。水性塗料やエマルション塗料に見られる粘度性質。
類義語: 構造粘性、チキソトロピー性
単位面積当たりの反射光線の明るさをいう。メタリック塗装では、見る角度により輝度が変化する。
VOCと略称され、法規制の対象となった。法令では大気中に放出された時に気体状となる揮発性有機化合物と定義され、塗料に使用されるシンナーが全体の半分以上を占める。
膜両面の溶液間の浸透圧差以上の圧力を高濃度溶液側に加え、溶液を浸透現象とは逆に希薄溶液側に移行させることによって、溶媒(または水)と溶質とを分離すること。
細孔径1nm以下の多孔質膜を逆浸透膜という。逆浸透膜に浸透圧以上の圧力をかけると、水分子は透過するが分子の大きいイオン類や溶剤類は透過しないため、精度の高い個液分離に利用れている。一般には海水の淡水化や超純水の製造に使用されるが、電着塗装においては、UF濾液より更に固形分率の低い(0.05%程度)の濾液を抽出し、これを洗浄水としてUF水洗後段の洗浄を行う形で利用されている。
被塗物に塗着した粉体塗着層を流れる電流(主に塗料に帯電しないフリーイオン)が増加すると塗着層に著しい電位降下を生じ、粉体塗着で絶縁破壊を引き起こす現象をいう。絶縁破壊電界強度を越えると、層内で微少な火花放電が発生し、粉体塗着層を通ってガンに向かう逆極性のイオン電流が流れるようになる。この状態になると、ガンで荷電された塗料は、この逆向きのイオンにより除電されるため、塗着効率が低下し、火花放電の発生箇所にはクレータが生じ、塗装面がオレンジピール状に荒れる。バックアイオニゼーションとも言う。
オフラインプログラミングの一種で、被塗物のCADデータをダウンロードし、形状を見ながら、或いはソフト処理にて動作軌跡を生成する方式。
類義語: CADティーチング
同義語: CADデータ方式
バルブやポンプなどの流体機械内で、局部的に流体の速度が増すと、圧力の低い部分が生まれ、液体の蒸気圧以下に低下した場合に非常に短い時間に気化し、また非常に短時間でつぶれて消滅する現象。
乾燥炉の出入口が乾燥炉本体より下方にあり、全体として山形をしたトンネル型塗装乾燥炉。
同義語: 山形炉、山形オーブン(平形炉との対比)
コンベヤで搬送する製品を取付け、または搭載するためのハンガー、バスケット、フックなどの総称。
次の式1と式2の計算値で大きい方の値。
式1: 所要吸引風量(m3/分) = 0.5〜0.6(m/秒) × 総開口面積(m2) × 60
式2: 所要吸引風量(m3/分) = (ガンの最大総吐出量(g/分) / 粉体塗料の最小爆発限界濃度(g/m3)) × 2
塗装作業や検査などを行う場所に空気を供給する装置。必要に応じて除塵機能(フィルタ)、温度・湿度を所定の条件に調節する機能(バーナ・ワッシャ・ヒータ・クーラ・加湿器など)を有している。エアハンドリングユニットも給気装置の一種とみなされる。
給気装置において、空気の除塵や脱臭を行うフイルタの総称。使用目的に応じて除塵性能(粗塵用・中塵用・クリーンルーム用・他)や形状(巻き取り式・平板固定式・袋状・他)においてさまざまなタイプがある。除塵性能に関しては、計数法・光散乱法・比色法・質量法などで表示されるが、JISB9908などで性能試験方法が規定されている。
ロボット、スプレーガン等を手で動かすか、又はティーチングペンダントを用いて、作業プログラムを作成すること。
帯電塗料が被塗物と相対したとき、帯電塗料と逆極性の電荷が被塗物を挟んで帯電塗料と反対側にあるように働く帯電塗料と被塗物間の吸引力。
同意語: イメージ力
光沢の度合いを比較する尺度。物体の表面に光が当たると、光は吸収、透過、反射の挙動を示す。このうち反射する光には正反射光と拡散反射光とがあり、正反射光の強さで光沢度を表したもの。光の入射/反射角度が60度の場合が、60°鏡面光沢度であり、JIS K5600で採用されている。
塗装作業など有機溶剤を扱う作業場所において、有機溶剤が作業場所全体に拡散する前に発生源近傍から直接吸引排出する装置。有機溶剤の揮発場所が局所に限定されている場合に用いられる。装置性能に関しては有機溶剤中毒予防規則に規定されている。
関連語: 全体換気装置、プッシュプル型換気装置
極性とは、+と−が存在する事を意味する。LED(発光ダイオード)ランプなどは、極性がある。スイッチは、導線を接続するか切断するかの動作を行うだけなので、極性はない。つまり、+や−を意識することなく単に接続すればよい。
労働現場で労働者が曝露された時、空気中濃度がこの数値以下であれば、ほとんどすべての労働者に健康上の悪影響がみられないと判断される濃度。日本では日本産業衛生学会が、米国ではACGIHが、ドイツではDFGが勧告値を発表している。許容濃度の勧告値としては時間加重平均(TWA)、短時間暴露限界(STEL)、天井値(C)、等がある。
類義語: 恕限度、曝露限界値、許容曝露限界値
ブースの排水中に含まれる塗料の粘着性を失わせるために投入する薬剤。これには浮上型、沈降型、分散型などがある。
同義語: 不粘着剤、凝集剤
赤外線で可視光線に近い波長(0.76〜5μm)を使用した乾燥炉。遠赤外線炉と区別して近赤外線炉という。なお、熱線は赤外線電球、シーズド線ヒーター、ガスバーナーなどである。
同義語: 近赤外線焼付炉
電着塗装において、電荷量1クーロンが流れた場合に析出する塗膜重量を表した数値。単位は通常 mg/coulomb である。
コロナ放電により空気のイオンが被塗物に向かう前に電極近傍に溜まる。このイオンのことを空間電荷という。
スプレーガン、エア駆動式プランジャーポンプなどに使用される大気圧に換算した空気の量をいう。
単位: リットル/分。
同義語: 空気使用量、消費空気量
空気と燃料の混合の割合を表す数値。理論空気量に対しての混合比で表示し理論空気量で混合した場合を空気比=1とする。理論空気量の10%増しの場合空気比=1.1となる。
排気処理装置における充填塔内通過風速。
〔塔内通過風量(m3/sec)〕/〔塔断面積(m2)〕 (単位: m/s) JIS B 0126
塗膜試験片を規定に従って、折り曲げたときの破壊伸びの程度を評価するもの。一定の丸棒に沿って折り曲げる屈曲試験機(JIS-K-5400)、円錐形の心棒に沿って折り曲げる円錐屈曲試験機、試験片裏面より鉄球を押出すエリクセン試験機等の方法がある。
塗膜内部の不明瞭な曇り状の外観をいう。塗膜表面に入射した光線が拡散する度合いをいい、拡散透過光量と全透過量との比で示す。
塗装においては、浮遊する塵埃が被塗物に付着して塗装不良が発生することを防止する目的で、塵埃を除去する手段と室内気流を気流を制御する手段を備えた部屋を意味する。清浄度は、用途別に塵埃量でクラス分けされている。清浄度規格はJISB9920などに規定されている。
塗膜表面の肌が月面に似た凹凸状になっている事。オレンジピールも同意語。
クロム酸(6価)を含む溶液による処理で形成されるクロムと酸素から成る膜。または、ステンレス鋼を酸化性の酸で処理したときに生成する防食性の皮膜。
クロム酸クロメート処理。形成された皮膜は耐食性に優れており、防食を重視する用途に適する。
リン酸クロメート処理による皮膜。クロム酸塩皮膜に比べ耐食性はやや劣るが、塗装下地として用いられる。
クロム酸又はクロム酸塩を主成分とする溶液で金属を処理して皮膜をつける方法または光沢仕上げする方法。
連続搬送される自動塗装ラインにおいて、光電センサやカメラを使用して被塗物形状を認識し、被塗物形状に合わせて塗料のON/OFFを行う制御。塗料使用量および補正量削減を目的とする場合に効果が得られる。
水蒸気を含んだ空気がその露点以下に冷やされ水蒸気が凝結する(水滴になる)こと。身近では、氷水を入れたコップの周りに水滴ができる現象。氷水によって冷やされたコップの表面温度が室内空気の露点より低くなり、コップ表面に触れた室内空気中の水蒸気が露点以下に冷やされて水滴となったもの。
膜の表面に原水中の懸濁物質、または溶解成分析出物が付着して、ゲル状となった層。
アセトンやキシレンなどの溶剤に対する抽出不溶分の重量分率。塗膜をアセトンに浸漬し、浸漬前後の乾燥重量を測定して塗膜の溶解性を評価する場合に用いる。ゲル分率試験方法はJISに記載されている。JIS K 6769、JIS K 6787J、IS C 3005など。
気体及び液体のポンプにより発生した流量により圧力の変動が生じる為、圧力を一定に保つ弁のこと。
一般には、細孔径が1nmから100 nm(0.1μ)の範囲の多孔質膜を限外濾過膜と呼び、限外濾過膜による膜分離を限外濾過法と呼んでいる。電着塗装では、限外濾過を利用して電着浴塗料から固形分率0.5%前後の濾液を抽出し、そのUF濾液で電着塗装後の水洗を行っている。この限外濾過を利用したクローズドシステムは1969年にPPG社により発表され、1970年代以降は電着塗装の標準スタイルとなっている。
単一の着色顔料からなる色で、調色の精度に応じて設定原色数はことなるが、基本的に白・黒・赤錆・赤・黄・青・緑の七原色が設定されている。
色材の三原色CMYの3つの原色を100%の濃度で混ぜ合せると黒になることを減法混色という。原色をさまざまな割合で混色するとあらゆる色を表現すが、この色を表すのに黒から色の割合を引いていくところからきている。
反応型塗料が硬化、乾燥していくには、一定量以上の温度や時間が必要である。促進剤を加える事により、低い温度や短時間での反応、硬化が可能となる。硬化促進剤には、ウレタン用のスズ系、アミン系などやポリエステル用の金属塩などがある。
光の反射や干渉作用を利用して、金属光沢感やパール感を出すための顔料。アルミニウム・マイカなどがある。
膜の分離性能を表すために用いる名目上の孔の径。
単位: μm
塗装面が光を受けて輝くことを言う。一般的には光沢計をもちいて測定する。
塗装における硬度とは、塗膜硬度の事で、表面の傷つきにくさや変形に対する抵抗性で表す。鉛筆による引っかきキズの程度を測る鉛筆硬度(JIS G3312)の他、微小な角錐型のダイヤモンド圧子による、塑性変形の程度、針状圧子の進入度、塗膜上での振子の減衰振動等による硬度試験がある。
塗膜に滑り止め効果を持たせたり、凹凸模様を施す為に、被塗物に散布した後塗装したり、塗料に混合して塗布する。硅砂・アルミナ・セラミック・アクリルリシン・ゴムなど。
電気抵抗で樹脂などは物体の内部に電流を通し易いかを比較する指標の体積固有抵抗(Ω・cm)。粉体塗料の場合経済性から1011〜1014Ωcmで固有抵抗が高いと帯電した電荷が逃げにくく静電塗装時に塗面に反発現象を発生し易い。固有抵抗が低いと電荷が放電し易く、粉体塗料が脱落しやすくなる。
コリオリ力(転向力)を利用した質量流量計。
塗料が静電ガンの先端にあるピン近傍を通る際、ピンに高電圧をかけ(コロナ荷電方式という)塗料を帯電させること。この方式を利用しアースされた被塗物に塗着させる事をコロナ帯電式塗装法である。
コロナ荷電方式の静電塗装ガン。
高電圧30kV〜100kVを電極に印加し、電極先端付近で空気の絶縁破壊電界強度(30kV/cm)を超え空気をイオン化する現象。
エポキシやポリウレタン樹脂塗料の主剤にイソシアネート硬化剤や触媒などを混ぜる装置。ポンプから主剤と硬化剤を混合機へ送り、混合機で混合させた混合液を塗装機に供給し塗装するインライン方式が一般的。
一定の場所で循環しているベルト・鎖やチェーンでワークを輸送する装置。塗装の場合、ワークを吊るすもの。
コンベヤへの塗料ミストや水滴付着防止、コンベヤへの器物の接触や噛み込み防止、コンベヤによる人体の挟まれ防止などを目的として、コンベヤ周辺に設置される覆い。
コンベヤが前処理装置を通過する時、脱脂工程、化成工程では、アルカリ、酸の雰囲気の中となり、コンベヤの潤滑油の損耗、コンベヤ自体の腐食となる。それを防止するため、コンベヤ通過部分を囲み、酸、アルカリの雰囲気を遮断する方法をコンベヤシールという。
コンベヤが被塗物を搬送する場合の移動速度。
連続式の定速コンベヤにおいては、コンベヤスピード=(搬送ピッチ/サイクルタイム)となる。
連続搬送塗装ラインにおいて、コンベヤに同期させ塗装制御を行うこと。自動塗装の場合は、被塗物の有無判定による塗料のON/OFFやコンベヤ停止時の塗装停止などの制御を行う。ロボット塗装の場合は、コンベヤの速度に追従させたロボットを動作させる方法がある。