容器の内部に保護気体(清浄な空気又は不活性ガス)を圧入して内圧を保持することによって、爆発性ガスが侵入するのを防止した構造。
静電塗装で静電ガンの電極へ高電圧を供給する方法の一つ。静電コントローラによって発生させた12〜24V程度の電気は低電圧ケーブルを介し静電ガンに送電され、静電ガン内部の昇圧器がその電圧を-25〜-100kV程度の高電圧に昇圧することでガン電極に印加する方式。この他の方式として、高電圧発生器であらかじめ高電圧を発生させ高電圧ケ-ブルを介し、直接ガン電極に印加する「外部電源方式」や静電コントローラや高電圧発生器を使用せず、ガン内部に発電機と昇圧器を持たせた「内部発電方式」がある。
静電塗装機器において高電圧を発生させる放電極がガンのノズル部分に位置し、放電極が直接塗料に接触する機構の静電印加方式で、霧化された直後に塗料粒子を帯電させるしくみ。塗料に放電極が接するので、水性塗料のような導電性の高い塗料を使用する場合は、絶縁台や外部帯電方式のガンを使用しなければならない。
反対語: 外部帯電
両端部が厚く、中央部が薄いスプレーパターン。一般に、両端部の塗料粒子は粗く、中央部は細かい分布となる。
両端部が薄く、中央部が極端に厚いスプレーパターン。一般に、両端の塗料粒子が細かく、中央部が粗い分布となる(「中くびれ」の反対の現象)。
同義語: 中太り
下塗りと上塗りの中間の塗膜。下塗りと上塗りの密着性向上、耐候性向上、厚膜塗装時に行う。
垂直面,傾斜面の塗装時、硬化・乾燥までに塗料が下方に流れて塗膜が局部的に厚くなり不均一になる状態。
類似語: だれ、たるみ、たれ
炭素の酸化物で最も代表的なものの一つであり、大気中に約0.03%含まれる。常温では気体で、気体の状態の二酸化炭素は「炭酸ガス」とも呼ばれる。その固体はドライアイスと呼ばれ、昇華性がある。主に炭素を含む物質(化石燃料など)の燃焼や、生物の代謝活動によって生じる。
塗膜の耐久試験を行った後の密着性。長期間、使用するには標準の密着性は勿論、耐久試験を行った後の密着性が必要となる。耐久性試験には、一般的な耐水性、温水性、耐薬品性等が用いられる。又、密着性試験は標準と同様に試験を行う。
塗料を重ね塗りした時、下塗りの色が上塗り塗膜に滲み出て汚したり変色したりする現象。一般には、下塗り塗膜が上塗り塗膜の溶剤に溶けて上塗り塗料が拡散することが原因である。
温度一定の条件で、液体や塗料を掻き混ぜるなどの力(剪断応力)を加えても、粘度が変化しない性質。 水、空気、アルコールなどであるが、塗料も一般的にはニュートン流動である。
同義語: 粘性流体
対義語: 非ニュートン流動
スプレイパターンの楕円形状を順次重ね平滑な面を形成する操作。パターンの膜厚分布程度により異なるが、パターンの開きの1/4〜1/2を重ねてて行う事が多く、ハーフラップ、クウォータラップと呼ぶ場合もある。既に塗膜を焼付けた後に塗装する場合も塗料を重ね塗りするが、この場合は補修塗装と呼ぶ。
被塗物の表面が大気から液体に変わる時、液体が被塗物表面を濡らしたという。ある被塗物表面に対して、濡れの良い塗料が強い付着力を得る為の必要条件である。例えば、ガラスの上に、水滴を垂らした場合の玉状より、石けん水を垂らして薄く拡がる方が濡れ性が良い。
新鮮空気を熱交換器でバーナを燃焼させ発生した燃焼ガスと熱交換させ熱風にする装置。
バーナを燃焼させ発生した燃焼ガスとエアーと混合して熱風を発生させる装置。
加熱すると分子間に橋かけ反応が起こり、三次元の網目構造を形成して分子量が無限大となり、不溶不融になる性質。
2種の流体間で直接接触させることなく熱の移動をさせるための機器。バーナ燃焼排ガス経路に設け燃焼空気の予熱や乾燥炉等の熱風の補助熱源として使用される。
気流の冷却効果を利用した風速計。センサを一定の温度に加熱し、風を受けると、風の強さに応じて熱が奪われ、この奪われた熱(放散熱量)を電気信号に変換することによって風速を測る方式。持ち運びが容易で広く利用されている。
温度検出器の一つ。異なる2種の金属を接触させると両金属間に電位差を生じ、この電位差が温度によって変化する性質を利用したもの。代表的な異種金属には、白金‐ロジュウム、クロメル‐アルメルなどを使用している。
流体の粘度を測る機械で種類は多い。毛細管粘度計、同心円筒型粘度計、コーンプレート型粘度計、落球式粘度計、あわ粘度計、粘度カップなど目的に応じて用いられる。
電着塗装の場合: 濃縮水濃度と供給水濃度との比をいう。
環境機器の場合: 〔処理入口風量(m3/min)〕/〔脱着系出口風量(m3/min)〕 (単位: 倍)
一次側の膜の近傍に膜を通過しない溶質が蓄積され、膜面における溶質の濃度が上昇する現象。
空気と燃料をバーナまで別々に供給し、燃料をノズルから噴出させた後に空気を混合し燃焼させるバーナ。バックファイヤーを生じない構造となっている。
コンベヤチェーンのゆるみ、張り過ぎ、または駆動モーターの出力不足に起因するコンベヤの波打ち現象。
同義語: サージング
クロメート処理の主成分である6価クロムを用いない化成処理。無機系、有機系、混合系など多くの種類がある。性能的にはクロメート処理に匹敵するものもある。
加熱残分・不揮発分(Non-Volatile)を指す。塗料を一定条件で加熱した時に塗料成分の一部が揮発または、蒸発し後に残ったもの(塗膜)の重さの、元の重さに対する百分率で表す。予め重量測定してある容器に1定量の塗料サンプルを量り入れ加熱し、加熱後の重量を量る。
NV値 = 塗膜重量(加熱後重量 - 容器重量) / 塗料重量(加熱前重量 - 容器重量)。
JIS K5400では資料の重さ: 1.5〜2.0g、加熱温度: 105〜110℃、加熱時間: 3時間と規定している。