塗料の循環回路。調合室から各使用場所へ塗料を送り、調合室に戻す大循環系や各使用場所で固形分の沈殿を防ぐ小循環等がある。
走行式ワーク供給装置。ワークをロボット作業位置まで搬送するテーブルを持ち、塗装位置ではテーブルが回転しロボットが塗装しやすい最適な角度に回転する機能を有する塗装システム。
同義語: サーボ直動供給装置、サーボスライダ
直進、回転等の動きを任意の位置と速度で実現できる制御方法。ロボットの各軸をサーボ制御することによりロボットを任意の位置・姿勢・速度で動かすことができる。
回転式ワーク搬送装置。アームの両端にワークを載せる二つのテーブルを持ち、サーボ制御によりアームを回転させ塗装ブース内へワークを送り込みロボットにて塗装する塗装システム。竹とんぼのような形状からトンボと呼ばれる。
同義語: サーボ回転供給装置
起点から中間点を経て再び元に戻る完全な一連の動き。プランジャーポンプなどではピストンの往復運動の周期を指す。単位時間内のサイクル数を単にサイクルということがある。例: 電源50サイクル(1秒間に)ポンプの限界60サイクル(1分間に)
粉体塗装ブース内で塗着せずブース外へ排気される粉体塗料を、空気と粉体塗料に分離して塗料のみを回収する装置。
空気、または酸素と粉体塗料や、溶剤塗料との混合物が着火するのに必要な最小エネルギー。
ロボットが記憶した情報によって、指示された作業・動作を実行すること。
塗料をエアレス霧化するとき、その塗料を良好な霧化をするための最低の圧力をいう。測定位置: ガンのホース接続部。霧化圧力は、塗料の種類、粘度によって大きく異なる。
同義語: ガン前最低液圧力
全粒子の全表面積に対する全粒子の全体積と同じ表面積対体積率を有する粒子径を指す。
DS = Σ(ni・di3) / Σ(ni・di2)
但し DS: ザウター平均粒子径、ni: 粒子数、di: 直径。
サクションとは吸引という意味で、ポンプなどの吸い込み側のことを指す。
(1) 自動スプレーガン、ポンプなど空気駆動機器を作動させるための空気の圧力をいう。
(2) コンプレッサーでは、アンローダー、圧力スイッチなどの圧力制御装置が作動する圧力をいう。
位置・姿勢の基準となるもので、ロボットベースに設定したベース座標系、関節軸に設定した関節座標系、スプレーガンに設定したツール座標系、被塗物によって決定されるワーク座標系等がある。
硫酸または塩酸などに浸漬して、金属の表面の酸化膜を除去すること。
乾性油や半乾性油が空気中の酸素によって酸化され硬化するように、二重結合をもつ化合物が酸素の作用を受け重合すること。
自動制御によるマニピュレーション機能又は移動機能を持ち、各種の作業をプログラムによって実行できる、産業用に使用されるロボット。
色材(絵の具、顔料など)の三原色は、Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)で表し、CMY(シー・エム・ワイ)と呼ばれる。
関連語句: 減法混色
編目構造。熱硬化型等の反応型塗料で、樹脂成分(高分子鎖)間に橋をかける様にできる化学結合。三次元の編目構造を有し、加熱しても軟化溶融せず、一度硬化したものは溶剤にも溶解しなくなる。
環境問題の一つとして問題視される現象で、大気汚染により降る酸性の雨。pH 5.6以下の雨のことを指し、硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)、塩化水素(HCl)などが大気中の水や酸素と反応することによって硫酸や硝酸、塩酸などの強酸を生じさせ、酸性の雨となって降ること。生態系の異変や植物の枯れによる森林破壊の環境汚染がある。
サンドペーパーやサンダーなどで塗装面の汚れを取り、平滑にすること。
COD(化学的酸素要求量)とは水中の汚濁物質が化学的に酸化されるとき必要とする酸素の量をいい、この値が大きいほど水は汚れていることを示す。海域や湖沼の汚染指標として用いられる。
塗料の調色割合をコンピューターにより数値的に処理するシステムの事。事前に各塗料の基礎データー(各原色配合と出来上がった色の数値)をコンピューターに入力しておき、その後、必要塗料の色データを測色すれば、塗料原色の必要量が計算される。調色時間の短縮が可能。
ロボットのマニプュレーターを連続的に移動させて、動作を「線」で記憶させるティーチング方式。
紫外線と反応して硬化することをいう。一般的にはUVランプを照射して硬化反応させる。
色差とは,色の違いを数値で表したもの。色差を色相距離ということもあり、色相におけるある色と他の色との定量的な差を表している。
ロボットを運動させるための直線部または回転部。
羽がたくさん付いたファンを重ね、それを回転させることで、中心軸に沿って空気を流し込む方式の吸引装置。遠心式排風機に比べると、風量が大きく吸引力が小さい。
塗装前の行われる脱脂、除錆、化成処理のこと。化成処理については処理前に行われるアルカリ脱脂やショットブラスト等の予備的処理をさす。
被塗物と上塗り塗装の密着性向上、耐候性向上、厚膜塗装時に行う。
オーバースプレイした塗料ミストを水と接触させて捕集する塗装ブース。長期に安定した性能を維持できるが、捕集した塗料ミスト(スラッジ)を水中から分離することと、廃水の定期的処理が必要。また、捕集した塗料ミスト(スラッジ)の粘着性を殺すために処理薬品(通称キラー剤)を使用する場合が多い。水洗ブースとも呼ばれている。
反意語: 乾式ブース
固体表面が液体で覆われる程度。ぬれやすさ。
コンベヤで搬送する製品を、別のコンベヤに自動的に載せ換える装置。
ワークが設置されたハンガーからの認識や生産計画の入力データに合わせて自動的に洗浄色替えを行う色替装置(CCV: カラーチェンジバルブ)。各塗料バルブの切替えは電磁弁からのエアにより駆動し、シーケンサや専用のコントローラにて洗浄方法などを設定し制御される。
自動塗装機には、(1) 手持式塗装機に対して自動式塗装機(通常の「ガン」の部分)を指す場合と、(2) レシプロレーターや回転装置を含んだ塗装の自動機械やカーテンフローコーター、ロールコーターなどを指す場合とがある。
ただし、自動静電塗装機とは、一般に自動式塗装機を指す。
複数台の自動塗装機(装置)を相互に関連づけて塗装するもので、これには制御装置も含む。
1ラインにおいて、複数台のレシプロケータやロボットを使用している自動の塗装装置。
作業プログラムに従ってロボットを作動させる運転モード。
各地方自治体で定められた条例。臭気指数は臭気濃度の常用対数を10倍した数値。
排気処理装置における粒状活性炭などの単位体積当りの重量。
単位: kg/m3、g/cm3
同義語: かさ密度
エアースプレーガンの塗料供給方法の1つで塗料容器を、スプレーガンの上部に取り付け、塗料が重力によって塗料ノズルに送られる方式。塗料容器が上部横に取り付けられるタイプをサイドカップガン、上部中央に取り付けられるタイプがセンターカップガンと呼ばれている。用途としては塗色を頻繁に替える必要のある場合や、使用する塗料が少量で多様な作業の場合に適していて最も簡便で使い易いものである。
塗膜を形成する主成分。粘稠な半液状または固状の有機性物質で、加熱により軟化・溶融し液体となり、適当な溶剤に可溶性でその溶液を塗布すると連続した皮膜を作る。
オペレータによってロボットを動作させる運転モード。
表面処理工程の最後に行われる純水による洗浄。
ロボットを運動させるための直線部または回転部の数。
搬送させている製品をリフトにより上下させ、任意のレベルで別の工程に移動させる装置。また高い場所の被塗物を塗装するとき塗装者が乗る上下動式塗装作業台のこともいう。
塗料の質量と、同体積の基準物質(通常は、4℃の純水)の質量との比。
ある絶対湿度の条件に対し、霧化した水性塗料中の水分が揮発(蒸発)する割合。
膜を通過する前後の溶質の濃度をそれぞれC1、C2とするとき、1 - C2 / C1 で表される量。
同義語: 阻止率
臭気処理法のひとつ。触媒反応により臭気成分を酸化分解する方式。直接燃焼式より低温で処理できる。
塗装前の素地調整のため、化学的洗浄又は機械的清浄でさびなどを除去すること。
樹脂製品を成型する際、又は搬送過程の摩擦等で製品に静電気が帯電する。これは塗膜のぬれ性不良、塗膜剥がれ、ゴミ不良の原因となる。このため帯電している静電気の除去が必要になる。これを除電という。除電は除電装置を用い行う。
「吸引風量」参照。
塗料の霧化、塗装機械の運転、作動などに使われる空気圧力をいう。
同義語: 作動空気圧力
ブースの排気ダクトを通じて有機溶剤蒸気などを排出口まで誘導する遠心力で換気するタイプの送風機のこと。羽根車に幅の狭い羽根が数多く付いているもの。比較的低い圧力で大風量を送風するのに適しており、通常の送風機圧力は 200〜700Pa程度である。
ゆるく橋かけした塗膜が溶剤等で膨潤し、ちりめん状のしわ模様を形成する現象。橋かけタイプの塗料が種々の原因で上乾きした場合、あるいはゆるく橋かけした状態で重ね塗りを行った場合に起こりやすい。
単独、または複数の搬送ラインにおいて、そのラインに使用されている複数の駆動源を同一速度、または同一周期で動作運転すること。このうち、1本の搬送ラインに複数の駆動源を有する運転方式をマルチ運転という。
同義語: 同期運転
類似語: 同調運転
水に良く濡れる性質をいう。水酸基やカルボキシル基等の水との相互作用の強い極性基を多く含むものは親水性が強い。親水性の強い塗膜では塗面と表面汚れ物質の間に雨水等の水分が入り易くなり、汚れを除去する機能が働きやすくなる。
塗膜表面が、きれいな硝子表面のように水でよくぬれる性質を持つ。
新粉中のブロッキングした粉体塗料、回収粉中のゴミを取る装置。フィルターの役割をする。
新品の粉体塗料を指します。別名バージン粉。対して一度噴霧されて回収された粉体塗料を回収粉と呼び、塗着効率は新粉の方が高い。
エアースプレーガンの塗料供給方法の1つで塗料容器を、スプレーガンの下部に取り付け、塗料がスプレーガンから噴出する空気によって生じる負圧によって吸い上げられる方式。用途としては重力式・圧送式の中間的な作業の場合に使用される。
ブース空調の加湿装置や排気処理用ベンチュリースクラバーなどの気液接触装置における空気(排気)と水の混合比率。
プランジャーポンプなどの容積式ポンプで、ピストンの移動に応じて得られるポンプ容積に対し吸い込まれた塗料量の割合を指す。吸い込み効率が低い場合、ポンプ内に空間が生じ脈動などの現象が生じる。また、塗料粘度が増すに連れ、吸い込みにくくなるため、大きなエアモータを用いて吸い込む力を高める必要がある。
シンナーの代わりに水でうすめる塗料。VOCなど環境対策で非常に有効。
塗料ホースを接続するジョイントが、ホースを取り付けた後も回転する機構。高圧用の硬い塗料ホースを接続するエアレスガンに多く用いられ、ホースを接続した状態でガンが回転するのでガンさばきが楽になり、ホースの絡みもなくなります。
ロボット動かすことなく、順序、条件、位置、およびその他の情報を数値、言語などにより教示し、その情報に従って作業を行うロボット。JISB0134。
液体に浮遊している物質を掻き寄せて回収する装置。
非対象膜、および複合膜において、表面にある薄い緻密な層。
一般的にはガス洗浄器の総称。塗装設備では、塗装ブース等の排気中の粉塵・塗料ミストなどを分離除去する洗浄器を意味する。シャワー式スクラバー、ベンチュリー式スクラバーなどが代表例。
粉体塗料を塗装機へ搬送する装置で、塗料の送り量をスクリュウの回転を利用して計量する仕組みをもつ塗料供給装置。
素地や下塗りの表面が塗膜を通して見え、本来の色でない状態。下地と塗料の明度・彩度差異が大きい場合は起こりやすい。
類似語: 隠ペい力不足,とまり不足、とまり不良
膜による濃縮や濃度分極によって、供給水中の難溶性物質の膜表面濃度が上昇し、溶解度を超えることによって膜の表面に析出した層。
長方形の板を180度ねじった形のエレメントが連なった駆動部のない静止型混合器。混合塗装機に用いられ、ミキサー内に入った二つの液体は、エレメントを通過する毎に右回転左回転の反転作用を得ながら、管の中央から外側、外側から中央に流れの位置を移動させ混合される。
コンベヤ上で搬送製品を滞留させるためのライン。
同義語: ダンプライン、ブッファライン
往復動する機械において、ピストンが一端から他端まで移動する距離。行程。
スプレイ開始、停止時に噴霧されない粒子が(このときは圧力が低い)飛び散って塗装面に付着する現象。スプレイガンのニードル弁を閉じ始めてから閉じ終わるまでの時間が長く、弁とノズルの間に塗料の溜まる場所がある時など発生しやすい。防止法としてはトリガを素早く離すこと。
スプレー式処理方式のノズル部での圧力を指す。
前処理の方式で被処理物に液剤をスプレーして処理する方式。
水洗塗装ブースで回収されたミスト。
前処理の化成液や湿式ブースのワッシャ水等から固形物を除去する装置。固形物物性により沈殿または浮遊させて回収する。化成液からのスラッジ除去はセットリングタンク+フィルタ、またはバッグフィルタなどを用いるのが一般的であり、ブースワッシャ水からのスラッジ除去は浮上掻き取り装置またはデカンタなどの遠心式分離装置を用いるのが一般的である。
粉体塗料を水中にコロイド分散して、どろ状にした塗料。塗装作業性が良好で厚膜を得やすい。又、有機溶剤を使用しないので無公害で有るが貯蔵安定性に若干課題を有する場合がある。スプレー塗装で、焼き付け乾燥を行う。
手吹きスプレーガンやエアレスガンには必ず装着されている安全装置で、これを操作するとガンの引金(トリガ)が引けなくなる機能。
労働安全衛生法において、局所排気装置の吸引部開口面における設計上の風速。塗装ブースにおいてオーバースプレーミストの浮遊防止と換気のために設計上設定された空気の流れ方向と速度。有機溶剤中毒予防規則でも規定されている。
導電性の材質、もしくは中敷と靴底が金属体で繋がっている靴。接地物体であるブースの床と人体を接地させ、人体への帯電を防ぐ効果のある靴。
霧化された塗料粒子が帯電し、電界の中を電気力線に沿って被塗物に付着するが、その際塗装機と対面していない裏面などに付着したり、跳ね返りが減少し塗着効率が向上する効果をいう。
静電粉体塗装の場合、被塗物に塗着した粉体層内で放電現象が発生し、粉体層にクレータ状の塗装不良になる現象をいう。この現象は、この粉体層が厚い場合やフリーイオンの多いときに発生し易い。
同義語: 逆電離現象
粉体塗料を塗装機へ搬送する装置で、塗料の送り量を静電容量式のセンサを用いて検出し、希望吐出量に出力を制御する塗料供給装置。
臭気処理法のひとつ。生化学的反応により臭気成分を無臭物に変換する方法であり、微生物を利用する方法が一般的である。
0.01〜数μm程度の微粒子、および微生物を濾過によって分離すること。
精密濾過は、細孔径が0.1〜10μmの精密濾過膜を用いて個液分離を行う方法で、通常のフィルタ濾過と限外濾過の中間に位置する。塗装設備においては、排水処理などの1次処理に利用されることがあるが、電着塗装などのメインラインに利用されることはほとんどない。
一般の乾燥炉は高温の空気の対流熱による方式であるが、赤外線の輻射熱による乾燥方式の炉。赤外線には波長により近赤外線、赤外線、遠赤外線に分けられ、用途、目的により使い分けられる。熱源としては、電気が主であるが、遠赤の場合はガス遠赤も多用される。
塗装では重量絶対湿度を指し、空気の単位重量に含まれる水蒸気の量を重量で示す。水性塗料の塗装ではブース内温度と湿度の調整が重要で、塗料を霧化したときの塗料中の水分を揮発させるとき、どれぐらい空気が水分を含むことが出来るかなどの計算に用いられる。
単位: kg/kgDA; DAはDryAir(乾燥空気)の意味。
電流が電線を介在して大地と通線させた接地電極を通過し大地へ流れ出すバロメータ。
液体塗装をした直後の被塗物には希釈溶剤が多く含まれている。塗装直後強制乾燥をすると表面が先に硬化して、後から塗膜内部の溶剤分が硬化した面を破壊して気化するため、これによって発泡現象が起きる。これを防止するために硬化膜が出来る前になるべく溶剤分を揮発させることをセッティングという。
メタリック塗料、水系塗料等の導電性の塗料を使用して静電塗装する場合は、静電効果を確保するために塗料経路を絶縁する場合が多い。汎用的な絶縁方法としては、塗料供給装置(含む容器)を「絶縁台」の上に載せることで、塗料を介して高電圧のリーク(洩れ)を防止する。
電気を通すことをさえぎる力の大きさのことで、電気絶縁の程度の大きさを表す。絶縁抵抗値の単位はMΩ(メガオーム)で表し、この値が小さくなると短絡や地絡事故を生じ、感電災害などの発生が生じる。絶縁抵抗の測定に絶縁抵抗計を使用する。
電力回路の絶縁抵抗測定に使われる計測器である。回路の対地間や線間の絶縁が保たれているかどうかを、25V〜2000Vの直流電圧による電流で測定する。
同義語: メガー、メガテスタ
電気器具、電線等、電流の通じているものに塗布して、電流が外部に流れ出るのを防ぐ性質のある塗料。
類似語: 電気絶縁塗料
絶縁体にかかる電圧がある限度以上になった時に、絶縁体が電気的に破壊し絶縁性を失って電流を流すようになる現象。この時の電圧を絶縁破壊電圧といい、絶縁破壊電圧を材料厚みで割った値を絶縁破壊の強さという。単位は(kV/mm) 高電圧を発生させる静電ガンなどは絶縁性の高い樹脂を使用し絶縁しているが、コンプレッサから供給されるエアに水分が多く含まれているなど、樹脂材料が吸湿した状態では絶縁性が低くなり故障の原因となる。
出口圧を0にするための器具。主に吸引ミキサーとセットで使用する。
鏡のような反射の様。自動車のボディー等見た目の反射具合を鮮映性と表現する。
検出用機器(装置)の総称。自動塗装に使用されるセンサには、リミットスイッチ・光電センサ・近接センサ・圧力センサ・ロータリーエンコーダ等がある。溶剤塗装ブース等の危険場所で使用する際は、防爆または本質安全機器を使用することが義務づけられている。
塗装作業など有機溶剤を扱う作業場所において、排気装置などを利用して作業場所全体の換気を行うことにより、有機溶剤濃度が許容値以下に保たれるようにする換気装置。有機溶剤の揮発する場所が作業場所内に広く散在している場合に適する。装置性能に関しては有機溶剤中毒予防規則に規定されている。
関連語: 局所排気装置、プッシュプル型換気装置
塗料や液体中に二つの物体を置き、一方の物体に力を加えてずらした時に、塗料や液体内部に生じる力。塗料を掻き混ぜる時の力などを示す。
類義語: ずり応力、ずれ応力
塗料や液体中に二つの物体を置き、一方の物体に力を加えて一定速度で動かす時の速度。剪断速度に影響するのは、対象物体の抵抗(トルク)であることから粘度を測定するしくみに利用される。
類義語: ずり速度
船底に海藻、貝類が付着するのを防止したり、サビの発生を防止するために、船底に塗る塗料による環境汚染のこと。
塗装ブースなどの給排気の熱交換(熱回収)に用いられる潜熱、顕熱を同時に回収できる熱交換器。
運転操作方法の一つで、ポンプなどで圧送する流体の全量を濾過する方法。
塗装機器から発生する騒音が作業者の感覚的聴覚に影響を与える場合が有るため、欧州規格(EN292-2)では健康又は安全への危険回避上塗装機器メーカーに取扱説明書への大気伝播騒音に関する情報記載を義務付けている。
・作業場所における等価連続A加重音圧レベルが70dB(A)を超える場合は、その値、70dB(A)を超えない場合にはその旨。
・作業場所におけるピークC加重瞬間音圧値が63Pa(20μPaに対して130dB)を超える場合には、その値を記載する。
・作業場所における等価連続A加重音圧レベルが85dB(A)を超える場合は機械の放出する音響レベル。
下塗り、中塗り、上塗りの各層における密着度合いのこと。密着性を評価する方法として、碁盤目試験などがある。
内圧防爆構造の必須要件で通電開始前に、容器及び通風管路の内容積の5倍以上の保護気体で内部を換気する必要があり、それに用する清浄なエア。
気体に機械的エネルギを与えて、気体の圧力ならび速度を高める機械。大きくは排風機と同じく遠心式と軸流式とに分けられる。
温度検出器の一つ。金属の電気抵抗が温度変化に対して変化する性質を利用したもの。抵抗素子として白金やニッケルなど使用している。
屋外の自然環境で実用上塗膜に加えられる劣化作用を想定し、且つこれらの作用を強め、劣化を加速する様に工夫された試験法。太陽光、冷却、水蒸気、雨、乾燥等の要因を調整し、所定のサイクルで繰り返して試験する。試験方法には、サンシャイン、キセノン、スーパーUV等があり利用されている。自然暴露との相関性、促進倍率等の課題がある。
水に対する親和性が低い、すなわち水に溶けにくい、あるいは水と混じりにくい物質または分子で構成された塗料。溶剤系の塗料はこの分類に当てはまる。
対義語: 親水性
剪断応力(掻き混ぜる力など)がある値(=降伏値。それまでは固体のように、弾性を示す。それ以上の力がかかる最小値)を超えると、流動し出す性質の液体。
流動してからは、ニュートン流動を示す。ビンガムの方程式「剪断応力−降伏値=一定の塑性粘度*剪断速度」で表される。
類義語: ビンガム流動
ソリッドカラーといい、色材の原色を混合することで作り出せる色。クリアーや硬化剤液など顔料の入っていない塗料やラメ、金属色はこれに当てはまらない。