全閉構造で、容器内部で爆発性ガスの爆発が起こった場合に、容器がその圧力に耐えかつ、外部の爆発性ガスに引火するおそれのないようにした構造。
ダイヤフラムとは、隔膜、仕切板という意味で、 ポンプや圧力計の場合は液体や気体と機械部分を分離する薄い隔膜で、塗装機器に用いられるダイヤフラムはテフロンが多く、他に金属などがある。薄膜状のダイアフラムを変化させ、容積変化を利用するポンプ機構や、液体や気体の圧力をダイヤフラムで受け、その変異量を検出利用する圧力計や塗料調整器などがある。
塩素に対する膜の耐久性。膜の劣化を起こさない最高の塩素濃度で表す。
塗膜が大気中に暴露されると、太陽エネルギー、風雨、露霜、寒暖及び乾湿の繰り返しの疲労を受けて塗膜性能が次第に低下していくが、この劣化が小さい塗膜の性質。
被塗物を酸腐食から保護する性能。
塗装する被塗物をフロアーコンベヤに載せて搬送する場合に使用する車輪の付いた台。
塗膜が物体の衝撃をうけても破壊されにくい性質。耐屈曲性が変形に要する時間の比較的長い場合の静的な破壊伸びの評価法であるのに対し、耐衝撃性は主として瞬間的に力が加わった場合の破壊伸びの評価法である。
塗膜が金属素材の腐食を防ぐ性能、あるいはさびの発生を防ぐ性能。さびを防ぐには水分や酸素を遮断する必要がある。防錆顔料を利用したり、塗膜を厚くする事により、水蒸気や酸素の影響を防ぐ。
粉体塗料の導電性(電気の通し易さ)の尺度。静電塗装される粉体塗料では、体積抵抗率が高いと帯電した電荷が逃げにくいため、静電反発現象を生じ易くなり、また体積抵抗率が低いと電荷が放電し易く、被塗物に付着し難くなるので、通常1011~1014Ω・cmが適切な値とされている。
単位: Ω・cm
類義語: 体積固有抵抗
自動車の走行中に飛び跳ねる石により、塗膜が損傷して素地に達する様な傷が付くこと。塗膜の損傷が大きいと錆が発生し易くなり、車体の耐久性が低下する。その為、自動車用塗膜には耐チッピング性の良い塗料が要望される。
鉄皮の熱酸化腐食防止の保護塗料。150℃程度の耐熱塗料は通常のフタル酸樹脂系塗料で充分であるが、200℃以上になるとシリコーン変性樹脂、純シリコーン樹脂をビヒクルとした塗料がある。
塗装ブースのスラッジ処理における処理水が、装置内を通過する時間。
〔処理装置容量(m3)〕/〔処理水量(m3/min)〕(単位: min) JIS Z 8126
腕、手首の機械構造が三以上の直線部または回転部で構成されているロボット。
フード内に吸引した有害物に汚染された空気を装置内へ移送するための導管。ダクトの設計は、排風量および気流が管中を移送されるとき生ずる圧力損失を考慮して、その断面積と長さを決定する。
非対称膜、および複合膜において、表面の緻密層を支持する多孔質の層。
金属表面に付着している油脂性の汚れを除去して清浄にすること。
活性炭などを利用して有機溶剤を吸着させ、クリーンな空気にして排気する装置。
自動塗装装置で塗装した被塗物の補修塗装。
逆浸透膜による塩の除去率。
単位: %
スプレーノズルを取り付ける配管をライザーといい、その配管が通過断面の縦(垂直)方向になっているもの。
コンベヤ駆動方式の一種で、長いコンベヤやアップダウンが多く荷重のバランスが悪いとき、駆動部を2個以上取付けてコンベヤの動作をスムーズに行うもの。
前処理液を噴霧するノズルの形式で円形に広がり、全体に均一にスプレーする場合に使われる。主に化成工程。
塗料を垂直面あるいは傾斜面に塗った時、乾燥するまでに塗料の層が下方に流れて、厚さの不均等な凸部を生じる現象。厚塗りや乾燥条件の不適切等によって起こりやすい。対策として、薄く均一に塗布する、塗料のタレ性の向上等がある。
炭化水素の処理方法。酸化分解法(酸素と反応させて水と炭酸ガスにする)と回収法(吸着剤等を用いて回収する)がある。
ダクト内の空気を遮断あるいは制御するためのもの。
ハイインピーダンスの開放回路にノイズ対策等の目的で回路短絡に用いる抵抗。
一般にはジェットエンジンの1形式を指すが、塗装設備においては比較的高い圧力で使用される送風機を指す。ファン形式は遠心式送風機に分類され、通常の送風機圧力は 1,500~10,000Pa程度である。
同義語: ターボベーンファン、ターボブロワー
電着塗料中の最初の塗料固形分が補給塗料による新しいものに置き換わるまでの想定時間。すなわち、「電着塗料の劣化管理期間」を指す。
バーナの燃焼範囲を表す数値。最高燃焼量と最低燃焼量の比で表示をする。
最高燃焼量から半分の燃焼量が最低燃焼量であればターンダウンレシオは2:1となる。
単にかき混ぜたり、振って混ぜたりすることによって、ゲルが流動性ゲルに変わり、これを放置しておくと再びゲルに戻る性質。
地球上の二酸化炭素(CO2) などの温室効果ガスの濃度が上がり、温められた熱を宇宙空間に放出する運動が妨げられ、地球が温室バリアーで包まれた状態になり、地表温度が上昇する現象。
「安全ガード」参照。
浴塗料の不揮発分100gに対する中和剤のmg当量で表わす。meqが増加すると電導度が増加し、クーロン効率が減少し、塗膜の仕上がりが不良となる傾向となる。meqが管理範囲より低い場合は凝集の傾向にあり、特に補給法の場合はmeqに注意し、凝集を避けねばならぬ。
塗料の色相調整。色見本など目標とする色相を再現させる為に行う塗料配合調整。
ロボットの腕、手首などを直接人が動かして教示すること。
臭気処理法のひとつ。臭気成分の発火点以上に処理温度を保持し、一定時間滞留させて酸化分解する方式。
塗料を一定の条件下で貯蔵した後、塗料の状態や塗装時の作業性、塗膜の性能を調べて使用に支障がないかどうかを調べて判定する。常温下で調べる場合と、高温あるいは低温下で調べる場合がある。
白亜化。塗膜を屋外に暴露した時に、塗膜表面が分解変化して、表面を手で触れると指頭に塗膜や顔料粒子が付着する現象。
(電着塗装の場合) 被塗物の一部に塗膜が形成されると塗膜抵抗により塗膜の析出が抑制され、塗膜の付いていない部分に電流が流れ、そこに塗膜が形成されるが、この塗装される性質をいう。実際には、内径17.5mmのパイプの中に幅16mmの帯状鉄板を入れ、塗装電圧で塗装したときの帯状鉄板に塗装される長さで表される。
同義語: つき廻り性、つき廻り値
なお、静電塗装では「廻り込み性」といい、これと区別している。
乾燥後、塗膜本来の光沢が出ない状態をいう。また、短期間のうちに、光沢を失う現象(長期の屋外暴露は含まない)。
類似語: 光沢不足、曇り、つややせ、つや不足、ロスティング、ぼけ
接地抵抗100Ω以下、接地線の太さ1.6mm2以上で300V以下の低圧用の機械器具が対象。旧名称: 第三種接地工事。
化成処理において、被処理物を処理浴に浸漬し、皮膜を形成する方法。
粉体塗装機のガンヘッドに装着されている粉体塗料を拡散させる部品。
マニプュレーター(ロボット)に再生すべき動作を記憶させるための作業。
教示された作業プログラムに基づいて繰り返し実行することができるロボット。
制御装置に接続して、ロボットにプログラムを教示、又はロボットを動作させることのできる携帯用ユニット。
ガン先端のエアキャップ内圧を下げ、飛散を軽減し塗着効率を向上させた霧化方式。
燃焼による窒素酸化物(Nox)の発生を抑えたバーナ。二段燃焼方式・燃焼ガス再循環方式といったバーナが一般的である。
「ガン入口圧力」参照。
塗装空間に塗料の雲(クラウド)を形成し、コロナ放電により発生したイオンによって雲状の塗料を帯電させ、電極の形成する電界により被塗物に塗料を付着させる方式。
塗料に補助的な機能を付加させるために添加する。
点火ロッドに火花を出す為に高電圧を発生させる為のもの。
バーナの着火源。点火トランスで発生した高電圧で火花を出す。
正極と負極がある。電気力線あるいは電流が流出・流入するところ。
ファラデーによって発明された、電気力の様子を視覚的に表現する為の仮想的な線をいう。電気力線は正の電荷から負の電荷へと向かう線として書く。 電荷のないところで途切れたり二つ以上の電気力線が交わったりすることはない。 ある閉曲面を通過する電気力線の本数はその閉曲線の内側に含まれる電気量に比例する。
電気衝撃のことで塗装作業者が人体アースを取らないと静電スパークによってしばしば電気衝撃を受けることがある。
電気メッキと極めて似たイメージの技術で、水系塗料の中に被塗物を浸漬しこれを陰(マイナス)極又は陽(プラス)極とし、直流電気を通じて塗膜を密着、形成させるもの。前者をカチオン電着塗装、後者をアニオン電着塗装と言う。防錆目的には黒色が多く用いられるが、クリアからカラーまである。
電導度と表現するが比電導度を意味している。単位はμv/cmで表わされる。比電導度は比抵抗の逆数であり、比抵抗の単位はΩcmで表わされる。両者の関係は、106を比抵抗で割った値が比電導度(μv/cm)となる。
リン酸亜鉛工程内で見られる皮膜仕上がりの異常現象の一つ。灰~灰黒色の皮膜が得られず、ブルー色に仕上がってくる現象。テンパーは、皮膜組成的にはリン酸鉄皮膜とされており、リン酸亜鉛皮膜より品質的に劣る状態となる。
コンベヤチェーンの弛みを取る緊張機構で、自動式と手動式とがあり、自動式にはウェイト式、スプリング式、シリンダー式などがある。
同義語: 緊張装置
位置・姿勢を表すデータを一定の規則に基づいて移動させること。三次元シフト、回転シフト、ミラーシフト等がある。
塗料タンクの底部に水平回転する回転盤を設け、この板上の塗料を撹拌板にて掻き落として供給する方法。吐出量は掻出板の押し込み深さ、もしくは回転数によって調整する。
エアレスガンのスプレーチップ(ガン先端)の開口部の面積を円形状に換算した時の円の直径。円形以外の開口部を円形状に換算する場合や複数の穴の一つ一つの開口面積を一つの穴の開口面積として換算した場合も等価口径という表現で示す場合もある。
単位時間に膜を通過する水の量。
単位: リットル/m
水蒸気透過性。設定条件下での塗膜の水蒸気を透過するし易さをいう。一般的には透湿カップで測定する。透過率は、膜面1cm2、膜厚1mm当たりの24時間に透過した水蒸気量(mg)で表す。なお、水分の透過性は透水性という。
導電性とは、電気がよく流れること。静電塗装における被塗物は火花放電による爆発防止のため導電性であることが必要。
樹脂素材等の非導電物質に静電塗装を施す場合の下塗り塗料。塗膜の状態で電導性をもつ。金属粉やカーボン粉などの導電性フィラーが配合させている。導電プライマー塗装によりアースとの電導性を持たせることで静電塗装が可能となる。
機関による軸出力と、クラッチ、変速機、減速機などの全動力伝達装置を経て駆動輪に伝えらた出力との比(%)をいう。因みに、コンベヤでの伝達効率は、出力源(モーター)とチェーン、Vベルトなどで伝達される出力(実効出力)との比となる。
伝達効率=〔実効出力〕/〔出力(モータ)〕
同義語: 伝導機械効率、伝道効率
ポンプが液体を汲み上げ、外に押し出すときの液圧、つまりポンプの出口の液圧をいう。実際には、最高圧力とは吐出量を先止めした状態(吐出量0)において、最高許容空気圧、またはその他の最高許容動力を供給したときのポンプ出口圧力のことである。
単位: KPa, MPa
ガンから吐出される塗料の量のことをいう。
塗装用(霧化、パターン、吐出量)エア圧制御、2丁ガン制御、ガンキャップ洗浄制御、オートカラーチェンジ制御等の総称。ON/OFFタイミングの他、圧力等の状態制御を含む。
塗装機とは、(1) 霧化頭(一般にガンと言われるもの)のみを指す場合と、(2) 霧化頭に加え、ポンプ、レギュレータなどをセットにしたものを指す場合がある。
ただし、自動機や制御装置(静電塗装機の場合の高電圧発生器は除く)は含まない。なお、粉体塗装機の場合は、霧化頭、タンク、塗料供給装置、高電圧装置、コントローラーを組み込んだ装置をいう。
類似語: 塗装機器
塗装機、塗料供給機器(ポンプ、圧送タンク、レギュレータなど)、空気供給装置(コンプレッサー、エアドライヤー、エアレギュレーター、エアトランスホーマーなど)などの機器単体を指す。
単一塗装面または多面体における塗装順序・形状・位置・塗装法を入力することで被塗物全体の塗装軌跡を自動生成する技術。
ある被塗物の表面積のどの程度まで塗装できるかという意味に使われる。ただし、粉体塗装ではこの用語は使用しない。
同義語: 塗り込み性
塗装軌跡と塗装機器・塗装データ、目標膜厚等から塗装機器の制御条件を自動設定し、ロボットのプログラムに組込む技術。
塗装に必要な設備、すなわち、前処理、電着装置、ブース、給排気装置、コンベヤ、乾燥炉などをいう。
所定の温度および電着時間で標準の膜厚(通常20μm)を得ることのできる電圧。
建屋を含む塗装装置と塗装設備、およびその他の集合体をいう。
産業用ロボットのうち、特に塗装作業に供するために開発されたロボット。溶剤塗装に対応するための防爆仕様や塗装機器を制御するための専用インターフェースを有する等の特徴がある。
塗装ロボットに対して次のものを付加して塗装作業を行なうようにしたシステム。
A)オートスプレーガン、塗料供給装置等の塗装機器、B) 塗装作業遂行に必要な装置・機器・センサー等を運転・監視するためのインターフェース。
実際に被塗物(実験体)に塗着した塗料の乾燥固形分重量とその塗装に使用した塗料の乾燥固形分の比をいう。この測定はCEMAで規定した「標準測定法」(P153.「全体に係わる参考資料」)で行う。
同義語: 付着効率
実際に被塗物に塗着した塗料の乾燥固形分重量をいう。
単位: g
同意語: 付着量、塗着量
ガンから噴霧され被塗物に塗着するまでには、溶剤分が揮発し、噴霧する前後で固形分と溶剤分の比率が異なる。噴霧後は前に比べて固形分の比率か高くなる。エアを使用する二流体は、エアを使用しない一流体より塗着ノンボラ値が高くなる。
化成処理の処理方法であり、被処理材に処理液を塗布して、乾燥または焼付けにより皮膜を形成する。反応型の化成処理方法に比べ、処理後の水洗が省略できるので、排水処理が不要となる。
被塗物に付着した塗料重量。
塗装後の被塗物の塗膜を乾燥させたときの塗膜の厚さをいう。
単位: μm
製品を横移動させる装置。
「セーフティロック」参照。
「摩擦荷電」参照。
摩擦荷電方式の静電塗装ガン。
サーキュレートと同等。作業効率、温度管理、固形分の沈殿防止などが目的。
スプレー式粉体塗装の場合、オーバースプレー粉は回収し再使用する。この有効に使用された塗料の重量と投入された塗料の重量の比をいう。つまりロスになる塗料(ダスト粉、ブースからの飛散粉、ハンガー付着分など)が少ないほど効率は高くなる。
同義語: 塗料利用効率
粉体塗装において、オーバースプレー粉に含まれているゴミ、ブロッキングパウダーなどを分離して再使用するための装置(振動ふるい機、ロータリーシフターなど)。
塗料のもつ電気抵抗値のこと。体積抵抗率で表す事が多い。静電塗装で帯電効果に影響し、抵抗値が低すぎると荷電圧がリークするため絶縁対策が必要となる。
各噴霧塗装機から噴出する塗料の量をいう。
スプレーガンで霧化された塗料粒子。被塗物に塗着しない無駄分を言う。
天井架設のレール上を、荷を吊るすトロリーがチェーンで移動するチェーンコンベヤのことであって、これには、リベットレス(Iビームレール)、ユニベルトコンベヤ(角パイプ)などがある。
同義語: オーバーヘッド(チェーン)コンベヤ、オーバーベッドトロリーコンベヤ、天井コンベヤ
コンベヤラインに設置される乾燥炉で、主としてトンネル式のコンベヤの両側面から輻射(赤外線)、または対流熱(熱風)により被塗物を焼付乾燥させる装置。