CEMA: 第24回 技術シンポジウム
2024.10.18(金) オンライン開催
受講料: 8,000円
開会の挨拶 | 日本塗装機械工業会 会長 佐伯直泰 | 10:00~10:05 | ||
基調講演 | 人手不足環境下における持続的塗装工場運営手法 | 株式会社ヒバラコーポレーション 小田倉久視 | 10:05~11:00 | |
生産人口減少や温暖化対策が必須な環境下において塗装工場運営においても対策の必要に迫られている状況が到来している。そこで「塗装工場においてDX・AI技術活用による省人化や持続可能な運営のための手法と実践」についてわかりやすく解説を行う。 | ||||
一般講演 | 1 | 塗料供給ポンプの電動化 | アネスト岩田株式会社 須藤将伍 | 11:05~12:00 |
塗料の供給工程では、塗料から生じる爆発性雰囲気に対する安全策として空圧式の塗料供給ポンプが幅広く使用されている。しかし、空圧式ポンプは圧縮空気で動くため、エネルギー効率が電動式ポンプと比べて低い。 日本を含む世界120ヵ国以上が2050年までにカーボンニュートラルを実現すると表明している中、塗装工程の低炭素化として、塗料供給ポンプの電動化について、解説する。 | ||||
2 | 持続可能な未来を築くためのトヨタの取り組み | トヨタ自動車株式会社 加藤大雄 | 13:00~13:55 | |
自動車を取り巻くCO2削減は喫緊の課題であり、トヨタでは“製造 (モノづくり)”、“製品利用”、“循環”のトータルでのカーボンニュートラル (CN) を目指している。モノづくりのCNの取り組みとして、工場の日常改善や革新技術、再エネ、水素の利活用、省エネ活動を支える人材の育成と活用、全員参加の活動を補完するデジタル利活用について紹介する。 | ||||
3 | 塗料機器並びに付帯機器による徹底した廃棄塗料の削減策について | CFTランズバーグ株式会社 石橋昇吉 | 14:00~14:55 | |
被塗物に接近した距離での静電塗装で安全性を確保し、高塗着効率を実現する新型塗装機RMB26について解説する。 塗料や溶剤の著しい価格高騰により、塗装のコストダウンが求められているなか、塗装品質と塗着効率の大幅な向上と、廃棄塗料の削減が達成可能な塗装機の開発をおこなった。 特にRMB26に新規採用した高電圧・電流の制御技術および、この技術によりもたらされる塗装性能の向上に焦点を当てて報告する。 | ||||
4 | 塗装ブースのCO2削減に向けた革新技術 | 株式会社大気社 赤荻隆斗 | 15:00~15:55 | |
塗装工程におけるCO2削減が可能となる技術として、塗装ブースの省エネ化に寄与するドライブース (段ボールブースなど) と少風量化技術について現状を解説する。両技術は、昨今注目されている高塗着塗装機と相性のよい技術であり、CO2削減について相乗効果が期待できる。塗装ブースにおけるCO2削減に対する弊社技術とその効果を報告する。 | ||||
5 | カーボンニュートラル化に貢献する塗装機の紹介 | ABB株式会社 寺田勝 | 16:00~16:55 | |
従来の自動車塗装と比較して、生産性を維持しつつ、塗着効率を大幅に向上させたベル型静電塗装機「RB1000i-S」と、従来塗装よりも精緻な塗布を実現したデジタルペイントシステムである、「PixelPaint」の解説を行う。いずれの製品においても、技術的背景、最新の技術動向、実績と将来に向けての課題について述べる。 | ||||
閉会の挨拶 | CEMAシンポジウム実行委員長 多田洋一 | 16:55~17:00 |