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日本塗装機械工業会 Coating Equipment Manufacturers Association

技術解説: ゼロカーボンと塗装 - 3

平野克己

前回までに塗料・塗装分野のCO2排出の概要を示したが、塗装工場、塗装ラインは今後2030年、2050年に向け、どのような対策が考えられるか。2050年カーボンニュートラルに対しては、塗料原料のバイオ化、エネルギーのクリーン化が絶対条件であるが、2030年に向けた塗装ラインでのCO2削減も必要である。

1.塗装ラインの工程別CO2発生量

前回の計算値から工程別の割合を示す。

[工程別排出量]

2. CO2の発生源

塗装ラインの発生源を電気、燃料、水、産業廃棄物の割合で示す。

燃料と産廃の割合が高いことが分かるので、この対策を進めれば2030年対策となる。

[エネルギー別排出量]

3.1 燃料のバイオ化

燃料を化石燃料からの転換としてバイオ燃料と水素燃料が考えられる。

いきなりバイオ燃料でなく一部混合の方式を示す。

[燃料転換によるCO<sub>2</sub>削減]

3.2 産業廃棄物

塗装ラインからの廃棄物は産業廃棄物として焼却処理場に行くためCO2の発生となる。この量を減量すればCO2削減となる。塗料滓は有機物であり、生物処理が有効であり、一例を示す。

[塗装ブースの無排水モデル]