2008年通期概要(2007年度対比)
- スプレーガンは、下期の落ち込みが大きく、台数ベースで国内、輸出とも24%ダウンとなった。金額においても台数ベースと同傾向となった。また、国内その他ガン(建築ガン機器、エアーブラシ)が現状より微減で、一般工業用より落ち込みの影響が出ていない。
- エアレス関連では国内は、電動ポンプを除き落ち込みが比較的少なく推移した。電動ポンプはさらに減少化となる。金額ベースでは、下期の値上げがあり、台数ベースでの落ち込みが少ないため金額のUPとなったと推定する。
- 国内液体静電は台数ベースで24%減、金額ベースでも26%減となる。輸出についてもさらに減少が進む。粉体静電は国内、輸出とも、台数、金額とも30%以上の減少となった。
- 低圧ポンプ台数ベースでは、一般工業の落ち込みに関連し、26%減、輸出は9%減となる。金額ベースでは値上げ要因で減少幅を少なくしている。
- 金額ベースでその他(部品、修理等)は、国内3%減でほぼ昨年並みに維持されているが、部品の値上げおよび製品購入から部品交換、修理が増えた要因と見る。
- 全体として、自動車、家電、一般工業関連向け機種の減少が大きくなり、全体を引きずる傾向となり、国内9%減、海外28%減、全体で24%減となった。
2009年上期予測(2008年下期対比)
- 一般工業スプレーガンは台数ベースで、国内10%減、輸出で5%減、金額ベースでも同傾向と見込む。その他ガンは現状維持か、微減を見込む。
- エアレス塗装機は、台数ベースで国内、空気動、電動ポンプ、エアレスガンとも微減、輸出についてはエアレスガン、ポンプ関連はさらに減少と見込む。金額ベースでは、全体として微減と見込む。
- 液体静電、国内は10%減、輸出20%減、粉体静電は、国内15%減、輸出25%減、金額ベースも同傾向と見込む。
- 低圧ポンプは国内15%減、輸出5%減、金額ベースも同傾向と見込む。
- その他機器、部品、修理を含めた全体金額ベースでは、2008年下期より10%減を見込む。