実績
- 2011年度下期合計の出荷金額は、292億円で前年同期比122%と増加。2011年度通期は490億円で前年比118%のプラス成長となるが、年間出荷金額はリーマンショック以前の2007年度比では74%であった。
- 国内出荷金額の前年同期比は下期84%/通期85%に対し、輸出出荷金額の前年同期比は下期160%/通期146%と伸張。国内出荷金額と輸出出荷金額比が下期/通期とも35:65と輸出出荷金額が国内出荷金額を大きく上回る結果となる。
- 国内では東日本大震災で中断となっていた塗装設備の納入が一部再開されたが、大形塗装設備の出荷は無く既納塗装設備の改善改修工事であった。円高による海外への生産シフトが強く進み輸出出荷金額が大きく伸長した。輸出先では、中国・タイ・インド向けが引き続き好調であり、特に中国向け自動車ボディー塗装設備や鉱山機械向け塗装設備の納入と、タイ洪水災害復興需要による自動車ボディー/自動車部品塗装設備の納入により出荷金額が増加した。
- 尚、2011年10月に発表の見込み出荷金額から大きく伸長したが、これは、東日本大震災・タイ洪水災害後の、各産業のサプライチェーンが急激に回復し、設備稼働率の安定に伴い設備投資が加速したことによる。
2012年上期見込み
- 2012年度上期予測は、引き続き国内は厳しく、輸出が増加の予測から、全体として2011年度下期に対し微増の出荷金額を見込む。従って、前年同期(2011年度上期)比では増加の見込み。
- 国内は、既納塗装設備の改善改修に関わる事項が多く大形塗装設備の計画は少ないことから厳しい状況が継続すると予測。
- 輸出は、引き続きインド・中国・インドネシア・メキシコが好調に推移し販売を牽引と予測。特に、四輪・二輪・自動車部品向けの設備投資が好調と予測する。