実績
- 2012年度下期合計の出荷金額は、253億円で前年同期比87%と減少。2012年度通期は548億円で前年比111%のプラス成長となる。年間出荷金額はリーマンショック以前の2007年度比では83%であった。
- 国内出荷金額の前年同期比は下期111%/通期163%に対し、輸出出荷金額の前年同期比は下期74%/通期85%と減少。国内出荷金額と輸出出荷金額比が下期45:55と輸出出荷金額が国内出荷金額を上回るが、通期では、50:50となる。
- 国内出荷金額は、上期からの大形塗装設備である自動車ボディー塗装設備の納入が下期にもあり、大きく伸長した。尚、自動車ボディー塗装設備以外では、東日本大震災の復興特需は上期に集中していたため、下期は既納塗装設備の改善改修工事のみであった。
- 輸出出荷金額は、期初の見込みではインド・インドネシア・メキシコ向け塗装設備の納入により前年同期並みと予測したが、特にインド向け輸出の伸び悩みと、インドネシア向け輸出の延期等があり、前年同期を下回る結果となる。
2013年上期見込み
- 2013年度上期予測では、国内向けは、2012年度のような大形塗装設備物件が無いことから大変厳しいと予測。輸出向けは自動車ボディー塗装設備の新設が計画されており増加の予測。それでも、国内向けが厳しい予測から、2013年度上期全体としては、2012年度下期に対し微減の出荷金額を見込む。
- 国内出荷金額は大変厳しい見込みであるが、既納塗装設備の改修改善に関わるお引き合い件数が増加傾向にある。
- 輸出は、インドネシア・中国向け自動車ボディー/自動車部品塗装設備の納入により好調に推移すると予測。尚、海外市場での自動車ボディー塗装設備において、水性塗料対応へ向けての設備投資が活発化している。